中小企業診断士の試験は、2~3ケ月勉強して合格できるような簡単な資格ではありません。
合格するにはある程度の勉強が必要になるので、中小企業診断士の試験に興味あるけれど、「そんなに勉強する時間を作れない」「勉強をし続ける自信がない」と、受験することを見送っている方も一定数います。
この記事では、楽して合格を目指すための勉強方法について体験談を交えて紹介したいと思います。
【筆者】 やす(中小企業診断士)
40歳を過ぎてから受験し、なんとか合格!自身の受験経験、合格後の体験を書きまとめてます。
机に向かう時間 = 勉強時間という勘違い
「勉強」と聞くと、机に向かって勉強する風景をイメージしませんか?
...それ勘違いなのです。
小学校から高校までの「勉強」は机に向かってするものでした。その勉強のイメージを持ち続けているため、大半の方が「机に向かう時間 = 勉強時間」という勘違いをしているのです。
だから、中小企業診断士に興味あるけど勉強時間の確保が難しいから、とか、勉強をはじめても勉強し続けることができるかわからないから、と興味があるにもかかわらず勉強をはじめる前から諦めている方が大勢いるのです。
難易度が高いからこそ価値がありますし、中小企業診断士試験に合格したら一生ものの資格なのに勿体ないと思いませんか?
そこで、まず皆さんに知っていただきたいのは、机に向かう時間 ≠ 勉強時間 だということです。机に向かっていなくても勉強できるのです。
合格体験談にも書きましたが、実際私は通勤時間や、ちょっとした待ち時間を勉強に充てました。おそらく、中小企業診断士に合格するまでの総勉強時間のうち半分以上は、通勤時間や空き時間を使っています。
ちょっとした空き時間も合計すると、大きな勉強時間です
中小企業診断士の試験合格を目指して勉強すると決めたけれど、1000時間も勉強する時間を確保できるのか不安でした。独身ならまだしも、家族・子どもと一緒に過ごす時間も大切ですからね。
それに、社会人になってから中小企業診断士試験の勉強をはじめるまで、机に向かって勉強した記憶はありません。
そんな私でも、勉強を続けることができ、中小企業診断士の試験に合格できたのは、まぎれもなく空き時間を有効活用できたからなのです。
私の場合、片道1時間の電車通勤でした。その時間を勉強時間に充てると往復で2時間も確保することができました。
平日は5日ですから、2時間×5=10時間。今までボーっと無駄に過ごしていた通勤時間だけも、毎週10時間は確実に勉強できたのです。
1ケ月40時間、1年にすると480時間です。合計すると膨大な時間ではないですか?
実際は、酔って帰宅することもあったので、通勤時間を100%勉強時間に充てられてはいませんが、年間で350時間以上は電車の中で勉強していたと思います。
こうした理由があって、スマホでも勉強できるスタディング(旧:通勤講座)を選んだわけです。実際、「空き時間」を勉強時間に充てれば、思っている以上に勉強できましたよ。
わざわざ勉強する時間を作らなくてもよいのでストレスも少なく、勉強を続けやすい。無駄に過ごしていた時間を勉強をする時間に変えるだけも、かなりの勉強時間を確保することができたのです。
まとめ
中小企業診断士の受験生は95%以上の方が働きながら勉強しています。定時で仕事を終えて、机に向かって試験勉強できている人の方が少ないはずです。
つまり、あなただけ勉強する時間がないわけではないのです。勉強時間の確保は受験生皆の悩みなのです。
繰り返しなりますが、机に向かわずとも勉強はできます。
働きながら資格試験に合格するためには、通勤時間や空き時間をどれだけ上手く活用するのか、どういう勉強のやり方をするのかがポイントで、これこそが合格への道なのです