選んだ教材は信じ切ろう
中小企業診断士の試験を受験するにあたり、何かしらの教材を買うと思います。
通信講座を使う方は運営会社の教材を使うことになりますし、独学で勉強する方も書店などで販売されている市販の教材を使うことになります。
結論から先に申し上げると、一度、信じた教材は最後まで信じるべきです。
「???」
となる方もいると思いますので、解説します。
【筆者】 やす(中小企業診断士)
40歳を過ぎてから受験し、なんとか合格!自身の受験経験、合格後の体験を書きまとめてます。
合格したら絶賛、不合格だったら酷評
合格体験記に詳しく書いたように、私は中小企業診断士を受験するにあたり、独学で勉強するのは無理と判断し、スタディング(旧通信講座)という通信講座を使って中小企業診断士の試験に合格しました。
当然、私自身は、スタディングにとても感謝していますし満足しています。だから読者の方にも自信をもっておススメしています。
しかしその一方で、スタディングを使って合格できなかった人もいるのです。不合格だった方は、スタディングを使って失敗した、申し込まなければよかったと発言することでしょう。
中小企業診断士試験対策の市販本や通信講座はたくさんありますが、結局、合格できれば満足して使った教材を絶賛し、不合格だったら満足できず教材を酷評する。
そういうものなのです。
通信講座や教材の評価なんて人それぞれ
スタディングを例に挙げましたが、TACでもLECでもクレアール、診断士ゼミナールでも同じことがいえます。
たとえば、最大手のTACの評判。
資格の学校TACの中小企業診断士一次試験対策講座はポジティブな意見が多い、一方で二次試験対策講座の評判はよくないですよね。
たくさん落ちているからです。
ところが、毎年TAC本科生の中から合格者はでていますし、二次試験合格者の絶対数も全国トップクラスです。合格実績を踏まえると、一概にTAC二次試験対策講座はよくないとはいえません。
結局、合格できたら満足、不合格だったら酷評するだけなのだと思います。
自分で選んだ教材を信じることが大切
中小企業診断士試験の勉強をはじめるにあたり、何らかの基準であなた自身が選んだのだと思います。自分自身で選んだのだから、最後まで信じ抜いてはいかがでしょうか?
どのような教材を使っても合格する人は、試験に合格します。言い方を変えれば、合格に必要な知識は大抵の教材に詰まっているということ。勉強のやり方次第で合否が決まるということです。
がんばって勉強をして不合格になったら、資格予備校のせいにしたり、教材のせいにしたい気持ちもわかります。
悔しいですからね。
でも、そんなことに時間を費やすよりも、教材はそのままに自身の勉強方法で改善できるところがないか、徹底的に考え抜くことをおすすめします。
不合格という結果に真摯に向き合って改善点を探せば、いくつも原因が出てくるはずです。
また、学校や教材が変われば学習方針が違ってきますのでコロコロ変えたり、あれもこれもと手を出すと、かえって混乱してしまい、非効率的な勉強になります。
中小企業診断士の難易度 に書いたように、中小企業診断士試験は1年ストレートで合格する人もいますが、受験生の96%以上は合格までに2年以上かかっています。
一度信じた教材は、せめて2年以上は継続してみてはいかがでしょうか?